新潟県弁護団情報

2012年6月 1日 (金)

原発ADR申立て(第3陣)について

当弁護団では、去る2月29日に集団ADR第1陣、4月9日に第2陣の申立てを行いましたが、
本日、第3陣の申立てを行いました。

 申立てをしたのは、29世帯、107名であり(5世帯が区域内避難者、19世帯は区域外(自主)避難者)、
 当弁護団の集団申立てとしてはこれまでの申立て件数を超える申立てとなり、特に区域外(自主)避難者の集団申立てとなりました。

申立内容としては、
①中間指針を超える精神的損害の支払いを求めること(慰謝料の増額)、
②今回の請求は、あくまで全損害の一部であり、後日の追加請求ができることを確認すること(内払い)
③「仮払金」を後日精算とすることであり、請求総額は約6億1000万円です。

 当弁護団では、今後も、県内避難者の方々と協力し、随時ADR申立てをする予定ですので、
よろしくお願い申し上げます。

(申立件数)
 29世帯 105名

(申立人の従来の居住地)
区域内(南相馬市、浪江町等) 5世帯
区域外(郡山市、福島市等) 19世帯

問い合わせ先:025-222-9515(弁護団事務局)

原発ADRが新潟で初めて開催されました!

1 原発ADRが新潟で初めて開催されました!

 新潟県弁護団が今年2月に行った「集団申立て(第1陣)」の口頭審理が、
5月15日午後1時から4時、新潟県弁護士会館で開かれました。
 今回は大田弁護士、佐藤弁護士を中心に熱く、触ったらやけどをするような
熱い書面をバシっと出しており、現場でも戦っていました。
 交通費については、東電の基準ではなく、実費(基準より安い)にできないか等
の東電側の主張に対しても、きっちりとお断りしました。
 次回は7月5日13時~電話会議という方法で行われます。

2 申立人のお父さん頑張る!
 今回のやりとりでとても良かったものがあります。
 審理の途中「特に避難者に比べて違う事情がなければ慰謝料の増額はできない」
 「この申立の内容では難しいのでは」といった方向に話が流れていたとき、
 「ちょっとまった」といった感じで、申立人のお父さんが声をあげました。
 事故による、家族、将来の仕事の心配、そして子どもの心配について、涙ながらに切々に訴えました。
 仲介委員も、はっとしたようで、「もっとちゃんと申立書を読みます」と言っていました。
 東電側の弁護士も小さくなっていました。
  本人、実体験した人の「生の声」は突き刺さります。迫真性があります。
 是非皆さんの晩になったらビシっと言ってやってください。

3 わりと良いかもしれない仲介委員
 原発ADRでは、間に入る仲介委員が3人います(すべて弁護士です)。
 3人と思った以上にいろいろな事情を聞こうという姿勢があり、良いかもしれないと思いました。
 彼らの心を動かすような「生の声」を仲介委員に届ける必要があると思いました。

4 原発ADRの進行状況
 現在、申立が増えており、申立から成立まで、5か月程度とのことです。
 今後も増えるでしょうから、その月数は増えるのではないかと思います。

5 上手な申立て方法
 今回の審理を経験して、私たち弁護団も具体的にイメージがつきました。
 上手に準備して、早く進めることができる方法も考えついたのでいくつかご紹介します。
(1)大きく、ざっくり整理する~「損害一覧表」を利用しよう
   最初から細かいところに入らず、自分の「損害」にどのようなものがあるかを大きく把握する「損害一覧表」を 利用しましょう。
   大きく分けると①交通費、②生活費増加分(家財道具含む)、③給料が減った分、④家や土地などの財産、⑤医療費、⑥慰謝料といったところです。

(2)ポイントを絞ってしっかり言う!~「陳述書」を書いてみよう
 どんな状態で避難したのか、避難所ではどんな生活だったのか、今はどんな生活になのか・・・・。
 具体的なエピソードが仲介委員の心を打ちます。私もみなさんの話を読んでうるっとくることがあります。

(3)証拠がなくても気にしない!
 仲介委員も皆さんの大変な生活について、理解してくれているようでした。
 領収書などの証拠がなくても、「それはふつうに必要な費用ですよね」などといって、
 買った場所や値段などを説明できればなんとかしてくれそうでした。

(4)請求するかしないかを決める!~申立は何度でもできる
  ADRの申立は何度でもできます。今は「準備できないな」というところはまたやれば良いです。
  整理できた範囲で申し立てて、結果を出して支払いを受けましょう。

6 今後も、当弁護団は随時集団申立てを行う予定です。相談料は無料です。まずはお気軽にご相談下さい。

2012年4月 9日 (月)

本日、当弁護団で第2陣として集団ADR申立てを行いました。
概要は下記のとおりです。


① 申立件数 12世帯、1事業者
② 人  数 35(1法人含む)
③ 避 難 元
  ・南相馬市 7世帯
  ・大熊町  1世帯
  ・郡山市 4世帯
  ・双葉町 1世帯
④ 避 難 先
新潟市 5世帯
胎内市 4世帯
村上市   2世帯
柏崎市 1世帯
新発田市 1世帯
⑤ 不動産損害賠償請求 無 し
動産損害賠償請求 有 り
⑥ 特記事項
○区域外避難者初の申立て
(特徴)
家族と離ればなれに生活しているため、交流のための交通費が多額に上る。
新生児や幼児が多い。東京電力の配布した請求書では低額にすぎる。

○法人初の申立て
(特徴)
警戒区域内(南相馬市)の法人。

合計請求金額 約2億1千万円
次回の集団申立の予定 5月上旬頃

2011年12月14日 (水)

費用について

 当弁護団では、事件をお受けする段階では弁護士費用、実費とも無料です。相談も無料です。

 東京電力と直接交渉して賠償を受けることができた場合には、その3パーセントを報酬としていただきます。

 ADRの手続きをして賠償を受けることができた場合には、その5パーセントを報酬としていただきます。